ピアニスト 山田 磨依のブログ

2014-11-26

2014.11.21 Grigory Sokolov

11月21日は、シャンゼリゼ劇場でのグリゴリー・ソコロフのリサイタルを聴きに行きました。
シェア奥沢でコンサートをさせていただいた際にお世話になりました朝倉さんがお勧めしてくださったリサイタルです。


開場一時間半前に着き、列に30分ほど並び、当日券を買いました。
5ユーロって本当に安いですね!

ただ、4階奥の舞台が全く見えない屋根裏部屋のような席でした。
雑音も多いし、ピアノの音もかなり下の遠くから聴こえてきます。特に弱音でのバスはかなり聴こえづらいです。
ソコロフがアパートの下に住んでいて、窓をあけるとソコロフのピアノが聴こえてくるというシチュエーションを勝手に妄想してしまうぐらいでした。



(帰り際に他の席から撮った写真です。これぐらい舞台が見えていればよかったのですが・・)



プログラム

(前半)
バッハ パルティータ1番
ベートーヴェン ソナタ7番

(後半)
ショパン ソナタ3番

(アンコール)
シューベルト 即興曲 D.899/2
シューベルト 即興曲 D.899/4
シューベルト 3つの小品 D.946/2
ショパン マズルカ Op. 50/3
ショパン マズルカ Op. 67/2
グリボエードフ ワルツ e-moll


最初のバッハは完璧なテクニック、リズムで、構成が明確にわかるとても緻密な演奏でした。
小さい頃、先生にバッハの曲は宇宙のミシンなのだと教わりましたが、その言葉をつい思い出すような、ミシンの様に正確な上に、広がりを持った演奏でした。

ショパンも、力強く、素晴らしかったです。
どんな難解なフレーズも鮮やかにさらっと弾かれるので、聴いていてはっとします。
最終楽章の高揚感に満ちた締めくくりには本当に感動しました。
そして、熱が冷めないまま更にアンコールで6曲も演奏され、圧倒されました。


この様な素晴らしいピアノリサイタル(しかも3時間!)を聴くことができて、とても良かったです。
席は満席でした。1905席を埋めるって凄いですね。
私がいた奥の席でも、立って顔をだして除きこみながら聴く方が多く、会場はすごい熱気に包まれていました。
一緒に行った友達は、フランス人の音楽関係の知り合い何人もに偶然会っていました。
ソコロフがフランス(ヨーロッパ)で大人気なことが窺えました。


この冬もまたいくつかコンサートに行ってみようと思います。


シャンゼリゼ劇場周辺のイルミネーション、綺麗でした。



追記

11月26日、ハルくんの音楽日記にてこの記事を紹介してくださいました。
ありがとうございます。

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